- 片頭痛の遺伝的リスクとは|CGRP・イオンチャネルの個人差とdeCODE最新研究、国内承認のCGRP薬まで
- この記事でわかること
- 片頭痛の「遺伝」はポリジェニック — CGRP・皮質拡延性抑制・イオンチャネルの個人差が発作閾値を決める
- 2023-2025年の遺伝学の進展 — 新規座位と防御的バリアントの発見
- 日本での有病率と誰が発症しやすいか — 数値で見るリスク
- 検査の選択肢 — 片頭痛の診断は「遺伝子検査」ではなく問診と国際分類基準による臨床診断
- 検査結果の臨床的意義 — ポリジェニックスコアは「発症する/しない」の予言ではない
- 治療の最新動向 — CGRPを標的とした薬剤の承認ラッシュ(2023-2026)
- 家族・血縁者への影響と心理社会的な受け止め方
- よくある質問
- まとめ
- 参考文献
片頭痛の遺伝的リスクとは|CGRP・イオンチャネルの個人差とdeCODE最新研究、国内承認のCGRP薬まで
本記事は教育目的の情報提供です。 自身または家族の発症リスク・検査の要否・治療方針の判断は、必ず主治医・臨床遺伝専門医・認定遺伝カウンセラーにご相談ください。緊急時は 119 へ。

父が片頭痛持ちで、自分もいずれ同じようになるんじゃないかと不安なんです。

気持ちはわかります。多くの方が同じ不安を抱えて来られます。体質は単一の遺伝子だけで決まるものではないとされています。

ネットで遺伝子検査があると知りました。結果を見て自分が耐えられるか心配で…

その心配もよく聞きます。遺伝相談を伴う検査では心理的な影響は中立から軽度にとどまると研究で報告されています。

子どもにも似た体質が伝わるかもしれませんよね。妻にも話しておくべきでしょうか。

よい着眼点です。血縁者へどう伝えるとよいかは、この体質の性質を踏まえて本文でくわしく整理していきますね。

では具体的に、僕はどう動けばいいんですか。

主治医への相談を起点に、必要に応じて専門的な窓口へつなぐ流れがあります。この記事でも順を追って解説していきますね。
結論: 片頭痛は1つの遺伝子だけで決まる病気ではありません。CGRP放出、皮質拡延性抑制の起こりやすさ、イオンチャネル遺伝子の個人差が組み合わさります。これらが積み重なる多因子(ポリジェニック)疾患だと報告されています。2023年のdeCODE Genetics主導のメタ解析では、リスクを高める座位が見つかりました。同時に発症を防ぐ方向に働くバリアントも見つかっています。日本人の有病率は100人中3人前後と報告されています。体質そのものは変えられませんが、国内承認された経口CGRP関連薬アクイプタのように治療の選択肢は更新されています。
この記事でわかること
- 片頭痛の体質を決めるのは、CGRP放出やイオンチャネルなど複数の遺伝子の個人差であること
- 2023年以降の遺伝学研究が、リスクを高めるバリアントと防御的なバリアントの両方を発見していること
- 片頭痛の診断は遺伝子検査ではなく、問診と国際頭痛分類(ICHD-3)による臨床診断であること
- 国内承認されたCGRP関連薬アクイプタなど、治療の選択肢が広がっていること
片頭痛の「遺伝」はポリジェニック — CGRP・皮質拡延性抑制・イオンチャネルの個人差が発作閾値を決める

「体質」というより、遺伝子が関係してるってことですか。

そうです。CGRPというたんぱく質の放出のしやすさなど、複数の遺伝子の個人差が発作の起こりやすさに関わると報告されています。
片頭痛は、脳が痛みや光・音に敏感になる発作を繰り返す病気です。前兆の有無で「前兆のある片頭痛」と「前兆のない片頭痛」に分けられます。
「体質」や「気合」の問題だと思われがちですが、研究はもっと具体的な仕組みを示しています。三叉神経血管系(脳の血管と神経を包む部位)からCGRP(カルシトニン遺伝子関連ペプチド)が過剰に放出されます。これが発作のきっかけの1つと報告されています。皮質拡延性抑制(前兆の原因とされる神経活動の波)の起こりやすさも関わります。イオンチャネル遺伝子の個人差も発作閾値に関わります。
これは単一遺伝子病ではありません。多数の遺伝子のわずかな個人差が積み重なる「多因子(ポリジェニック)疾患」です。2023年のdeCODE Genetics主導の欧州メタ解析では、前兆のある片頭痛について新規のリスク座位が報告されました。座位はPRRT2・PALMD・ABO・LRRK2の近くにあります。LRRK2はパーキンソン病の主因遺伝子としても知られますが、関連する仕組みは全く別です。気になる症状は主治医に相談してください。

自分にどの遺伝子が関わっているか、調べてもらったほうがいいんでしょうか。

気になる場合は、まず主治医に相談してみてください。体質の全体像は今の研究でもまだ解明の途中にあります。
ここまでのまとめ: 片頭痛はCGRP放出・皮質拡延性抑制・イオンチャネル遺伝子の個人差が組み合わさる多因子疾患です。単一の遺伝子で決まる病気ではありません。
2023-2025年の遺伝学の進展 — 新規座位と防御的バリアントの発見

新しい研究で、何か変わったことがあるんですか。

2023年以降、リスクを高める遺伝子座位だけでなく、発症を防ぐ方向に働く座位も見つかったと報告されています。
2023年11月、Nature Genetics誌にdeCODE Genetics主導の欧州6集団メタ解析が掲載されました。対象は約130万人で、うち片頭痛例は約8万人です。興味深いのは、リスクを高めるバリアントだけでなく防ぐバリアントも同時に見つけた点です。PRRT2のフレームシフト変異(遺伝情報の読み枠がずれる変異)は、前兆のある片頭痛とてんかんの合併リスクを高めます。一方、SCN11AとKCNK5の調節バリアントは片頭痛への防御効果を示したとされます。
2025年12月にはNature Communications誌に、深層学習手法InsightGWASを使った解析が発表されました。症例53,109人・対照230,876人のデータから293個の未報告座位が見つかったと報告されています。独立検証済みは2座位のみで、残りは今後の検証待ちです。詳しい解釈は主治医や臨床遺伝専門医に確認してください。

そういう新しい発見が、今の自分の治療に役立つこともあるんですか。

直接の治療選択には、まだつながっていません。研究の意味づけは主治医や専門医によく確認するのが確実です。
ここまでのまとめ: 2023年のdeCODE研究はリスクを高める座位と防御的な座位の両方を報告しました。2025年のInsightGWAS研究は293の新規候補座位を報告しましたが、多くは今後の検証段階にあります。
日本での有病率と誰が発症しやすいか — 数値で見るリスク

片頭痛って、そんなに珍しくない病気なんですか。

はい。国内の調査では100人のうち3人前後が片頭痛にあてはまると報告されています。決して珍しくありません。
「片頭痛は珍しい病気ではないか」と思う人もいますが、実際には多くの人が経験しています。健保組合員21,480人を対象にした2022年の調査では、片頭痛の有病率は3.2%と報告されています。これは100人のうち3人程度が片頭痛にあてはまる計算です。同じ調査で緊張型頭痛の有病率は6.7%でした。より古い全国調査(Sakai・Igarashi両氏, Cephalalgia 1997;17(1):15-22)では、過去1年間の有病率は8.4%と報告されました。
- 片頭痛の有病率: 100人中3人程度 (3.2%)
- 緊張型頭痛の有病率: 100人中7人弱 (6.7%)
- より古い全国調査の年間有病率: 100人中8人程度 (8.4%)
- うち前兆なし片頭痛: 100人中6人程度 (5.8%)
- うち前兆あり片頭痛: 100人中3人弱 (2.6%)
- 共通する傾向: 30代でのピーク、女性優位 (男性の4倍超)
2つの調査で数字に幅があるのは、調査の方法が違うためです。質問票だけで分類すると片頭痛は少なく数えられることが、同じ調査の追加解析でわかっています。一方、片頭痛がある人のうち医師にかかったことがない人は約8割にのぼります。生活に支障が出ている場合は、頭痛外来や主治医に相談してください。

自分もそのくらい辛いのに、病院に行くべきか迷っています。

生活に支障が出ているなら、頭痛外来や主治医への相談をおすすめします。多くの方が未受診のまま過ごしています。
ここまでのまとめ: 日本人を対象にした調査では、片頭痛の有病率は100人中3〜8人程度と報告されています。30代ピーク・女性優位という傾向は複数の調査で一致していますが、多くの人が未受診のまま過ごしています。
検査の選択肢 — 片頭痛の診断は「遺伝子検査」ではなく問診と国際分類基準による臨床診断

遺伝子検査を受ければ、片頭痛かどうかわかるんですか。

いいえ、それは誤解です。診断は国際頭痛分類に基づく問診が中心で、遺伝子検査は診断手段として標準化されていません。
「遺伝子検査を受ければ片頭痛かわかるのでは」と考える人もいますが、これは誤解です。片頭痛は骨粗鬆症やがん関連の遺伝性疾患と異なります。確定診断のための臨床遺伝子検査は標準化されていません。医療機関での診断は、国際頭痛分類第3版(ICHD-3)という国際基準に基づいた問診が中心です。頭痛の持続時間や性質、随伴症状を組み合わせて判断します。CT・MRIは主に別の病気(二次性頭痛)の除外目的で行われます。
一方、DTC(消費者直接向け)遺伝子検査には23andMeの「Migraine」というレポートがあります。国内ではMYCODEやGeneLifeが類似サービスを提供しています。これらはポリジェニックスコア方式で「発作の起こりやすさ」の集団内の位置を示します。臨床診断とは目的も方法も異なります。
| 比べる点 | 医療機関での臨床診断 | DTC遺伝子検査(23andMe等) |
|---|---|---|
| 位置づけ | ICHD-3基準に基づく診断 | 医療ではない自費サービス |
| 判定方法 | 問診・随伴症状の組み合わせ | ポリジェニックスコア |
| 目的 | 病気の確定診断 | 体質の相対的な位置づけ |
| 費用 | 保険適用の対象になりうる | 全額自己負担 |
頭痛の症状がある場合は、DTC検査の結果を待たずにまず主治医や頭痛外来を受診することが優先されます。

では、DTC検査を受ける意味はあるんでしょうか。

体質の目安として使われている、と報告されています。診断ではないため、症状があれば主治医や頭痛外来へ相談してください。
ここまでのまとめ: 片頭痛の診断は遺伝子検査ではなくICHD-3の臨床基準による問診が中心です。DTC検査のポリジェニックスコアは診断ではなく、体質の相対的な位置づけを示すものです。
検査結果の臨床的意義 — ポリジェニックスコアは「発症する/しない」の予言ではない

検査で「リスクが高い」と出たら、いずれ必ず発作が起きるんですか。

そうとは限りません。ポリジェニックスコアは集団内の相対的な位置づけで、発症を予言するものではないとされています。
DTC検査で「リスクが平均より高い」と出た場合、それはどういう意味でしょうか。ポリジェニックスコアは確定診断ではありません。「意義不明な変異(VUS)」の判定でもありません。集団内の相対的な位置づけ(パーセンタイル)を示す数字です。前兆のある片頭痛とない片頭痛では、関わる遺伝子座位が異なります。deCODE Geneticsの研究も、前兆の有無で分けて解析しています。一方、DTC検査は両方を1つのスコアで示すことがある点は知っておく価値があります。
日本人全体でみた片頭痛の絶対的な頻度は、次のように整理できます。
- 片頭痛がある人: 100人中3人程度 (有病率3.2%)
- より古い全国調査基準では: 100人中8人程度 (有病率8.4%)
- 「平均より高いリスク」という表示は、この母集団内での相対的な位置を示すものです。100人中何人が実際に発症するかを個人単位で予言するものではありません。
「高リスク」でも発作がほとんど起きない人は多数いる一方、「平均的」でも発作に悩む人はいます。睡眠不足・月経周期・気圧の変化といった環境要因が、遺伝的な体質と組み合わさって発作頻度を左右すると報告されています。解釈に迷う場合は主治医や認定遺伝カウンセラーに相談してください。

結果の見方に迷ったら、誰に聞けばいいんですか。

研究では環境要因との組み合わせが発作頻度を左右すると報告されています。解釈に迷うときは主治医やカウンセラーに相談を。
ここまでのまとめ: ポリジェニックスコアは相対的な位置づけを示す目安であり、発症の予言ではありません。環境要因との組み合わせで発作の頻度は大きく変わります。
治療の最新動向 — CGRPを標的とした薬剤の承認ラッシュ(2023-2026)

新しい薬があるって聞きました。もう日本でも使えるんですか。

経口のCGRP関連薬アクイプタが、2026年2月に片頭痛の発症抑制薬として国内承認されたと報告されています。
片頭痛の治療はこの数年で大きく動いています。中心にあるのが、発作のきっかけとなるCGRPの働きをブロックする薬剤群です。経口のCGRP受容体拮抗薬アトゲパント水和物(先発薬名Qulipta、国内製品名アクイプタ)があります。片頭痛発作の発症抑制を適応として、2026年2月19日に日本で製造販売承認されたと報告されています。アッヴィが国内試験のデータに基づき申請したものです。承認番号等は今後の一次情報での確認が望まれます。
米国では2021年9月に、反復性片頭痛の発症抑制薬として初回承認されました。2023年4月17日には、FDAが慢性片頭痛へ適応拡大しました。根拠は成人778例の第III相PROGRESS試験です。月間片頭痛日数の有意な減少が確認されました。ファイザーの点鼻CGRP拮抗薬ザベジパントも、急性期薬として2023年3月9日にFDA承認されました。ただし国内では未承認です。処方の可否は主治医に確認してください。
| 薬剤 | 剤形・位置づけ | 承認機関・時期 |
|---|---|---|
| アトゲパント水和物 (アクイプタ) | 経口・発作の発症抑制 (予防) | 日本 MHLW、2026-02-19 承認 |
| アトゲパント (Qulipta、反復性片頭痛) | 経口・発作の発症抑制 (予防) | 米国 FDA、2021-09 初回承認 |
| アトゲパント (Qulipta、慢性片頭痛) | 経口・発作の発症抑制 (予防、適応拡大) | 米国 FDA、2023-04-17 承認拡大 |
| ザベジパント (Zavzpret) | 点鼻・急性期治療 | 米国 FDA、2023-03-09 承認。国内未承認 |

自分にも合うのか、どこで相談すればいいですか。

適応や処方の可否には個人差があると報告されています。詳しくは主治医にご自身の症状を伝えて確認してみてください。
ここまでのまとめ: 経口CGRP拮抗薬アクイプタが2026年2月に国内承認されたと報告されています。米国では適応拡大や新規剤形の承認が2023年以降相次いでいますが、国内の承認状況は薬剤ごとに異なります。
家族・血縁者への影響と心理社会的な受け止め方

妻や子どもにも、この体質は関係してくるんでしょうか。

片頭痛はポリジェニック疾患なので、単一遺伝子病のような血縁者への確定検査は成立しないとされています。
片頭痛はポリジェニック疾患のため、単一遺伝子病のような「血縁者全員の変異を調べるカスケード検査」は成立しません。代わりに意味を持つのが家族歴の共有です。母や祖母に片頭痛の既往があるという情報は、主治医に伝える価値があります。
片頭痛は「ただの頭痛」として軽視されがちです。発作中は仕事を中断せざるを得ない場合もあります。出社していても働けない状態(プレゼンティーイズム)は、周囲から理解されにくい課題です。DTC検査で高リスクと出て過剰に不安になる人もいます。逆に環境トリガーの管理を軽視する人もいます。結果の性質を正確に理解すれば、こうした反応は和らげられます。
相談先の例:
- 頭痛専門外来を受診する
- 日本頭痛学会の認定医を探す (国内診療の指針はを参照)
- 不安が続く場合は主治医に相談する

それでも、家族に何か伝えておいたほうがいいことはありますか。

家族歴の共有は臨床的な参考情報になると報告されています。気になる場合は専門医にも相談してみてください。
ここまでのまとめ: 片頭痛では血縁者へのカスケード検査は成立せず、家族歴の共有が参考情報になります。プレゼンティーイズムなど心理社会的な負担にも目を向ける必要があります。
よくある質問
片頭痛は遺伝しますか
片頭痛の体質には遺伝的な要因が関わりますが、単一の遺伝子で決まる病気ではありません。CGRP放出やイオンチャネル遺伝子など、多数の遺伝子の個人差が組み合わさるポリジェニック疾患です。
母が片頭痛持ちだと自分も片頭痛になりますか
必ず発症するわけではありません。日本人全体でみると、片頭痛がある人は100人中3人程度と報告されています。家族歴はこの中でも参考になる情報ですが、個人ごとに正確な発症確率を予言するものではありません。環境要因との組み合わせで、発作の頻度も変わります。気になる場合は、主治医に家族歴を伝えてください。
遺伝子検査で片頭痛の高リスクと出たら必ず発症しますか
いいえ。DTC検査のポリジェニックスコアは、集団内の相対的な位置づけを示す目安です。確定診断でも、発症の予言でもありません。参考として、日本人全体の片頭痛の頻度は100人中3人程度と報告されています。「高リスク」でも発作が少ない人は多数います。
片頭痛は遺伝子検査で診断できますか
できません。片頭痛の診断は、国際頭痛分類(ICHD-3)に基づく問診が中心です。遺伝子検査は、診断の手段として標準化されていません。DTC検査は体質の目安にすぎません。
片頭痛の新しい薬(CGRP関連薬)は日本で使えますか
アクイプタ(アトゲパント)は、片頭痛発作の発症抑制を適応として2026年2月19日に国内承認されたと報告されています。他のCGRP関連薬の国内承認状況は薬剤ごとに異なります。詳しくは主治医に確認してください。
まとめ
片頭痛は、CGRP放出・皮質拡延性抑制の起こりやすさ・イオンチャネル遺伝子の個人差が組み合わさる病気です。多因子(ポリジェニック)疾患だと報告されています。2023年のdeCODE研究は、リスクを高める座位と防御的な座位の両方を報告しました。2025年のInsightGWAS研究は、さらに多くの候補座位を報告しましたが、多くは今後の検証段階です。日本人でも片頭痛は珍しくなく、100人中3〜8人程度が該当すると報告されています。ただし、実際に受診している人は一部にとどまります。
実務的には次のように整理できます。
- 片頭痛は多数の遺伝子の個人差が積み重なる体質だと理解する
- DTC検査結果は診断ではなく体質の目安として扱う
- 診断は遺伝子検査でなくICHD-3基準の問診による
- 国内承認されたアクイプタなど治療の選択肢を知る
- 発作が生活に支障を与える場合は頭痛外来に相談する
遺伝的な発作しやすさは変えられなくても、治療の選択肢は更新されています。判断に迷うときは主治医・臨床遺伝専門医・認定遺伝カウンセラーに相談してください。
本記事は教育目的の情報提供です。 自身または家族の発症リスク・検査の要否・治療方針の判断は、必ず主治医・臨床遺伝専門医・認定遺伝カウンセラーにご相談ください。緊急時は 119 へ。
参考文献
- Bjornsdottir G, Chalmer MA, Stefansdottir L, et al. Rare variants with large effects provide functional insights into the pathology of migraine subtypes, with and without aura. Nat Genet. 2023 Nov;55(11):1843-1853. PMID 37884687 / DOI 10.1038/s41588-023-01538-0. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/37884687/
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- Takeshima T, Hirata K, Igarashi H, Sakai F, et al. A study to investigate the prevalence of headache disorders and migraine conducted using medical claims data and linked results from online surveys: post-hoc analysis of other headache disorders. BMC Neurol. 2024 May 25;24(1):176. PMID 38796414 / DOI 10.1186/s12883-024-03675-3. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/38796414/ — 上記 J Headache Pain 2022 と同一コホートの追加解析
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- 日本頭痛学会 理事会. 成人の片頭痛予防療法におけるカルシトニン遺伝子関連ペプチド (CGRP) 関連抗体薬の使用に関する日本頭痛学会のポジションステートメント. 2025-10-27. https://www.jhsnet.net/
- 国際頭痛学会 頭痛分類委員会. 国際頭痛分類 第3版 (ICHD-3) 日本語版. https://ichd-3.org/
- 23andMe for Clinicians. Health Predisposition Report “Migraine” (polygenic score). 企業の自社資料 / tier 4. https://www.23andme.com/
最終更新日: 2026-09-09
著者: 水野 悠(Yu Mizuno)(GeneLumen編集部 編集責任者・非医師)。公開された 17 件の医学エビデンス (tier 1=12 件 / tier 2=4 件 / tier 4=1 件) を横断分析・再構成しました。引用元には厚生労働省・PMDA・米国 FDA・NIH (GeneReviews)・PubMed peer-reviewed 論文・国際頭痛学会・日本頭痛学会ガイドライン等が含まれます。
本記事は教育目的の情報提供であり、診断・治療方針の決定は必ず主治医・臨床遺伝専門医・認定遺伝カウンセラーにご相談ください。 緊急時は 119 / 各地域の救急外来にご連絡ください。
画像: いらすとや (https://www.irasutoya.com/) より
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